住環境学科|奈良女子大学 生活環境学部|研究内容の紹介(景観デザイン学研究室)

Residential Architecture and Environmental Science

キャンパスマップ

研究紹介

研究内容の紹介(景観デザイン学研究室)

2023年6月 6日(火)【

景観デザイン学研究室(根本研究室)の研究内容を紹介します。
研究の柱は大きく3つ(ランドスケープデザイン、まちづくりプロジェクト、新素材開発)に分かれます。
それぞれを簡単に紹介致します。

◆ランドスケープデザイン◆
根本が設計活動を行うN2LANDSCAPEと連携し、実プロジェクトでの設計活動を行います。
今回紹介する中村藤吉平等院店(京都府宇治市)は、設計当初より研究室の学生が中心となり実測調査を行い、宇治川に隣接する立地環境を生かした設計プロジェクトです。
昨年秋に竣工しましたが、出来上がった空間も学びの対象として様々な議論の材料になっています。
150年前に建てられた旅館の建物は、ムトカ建築設計事務所(加藤研究室)によりリニューアルされ、新業態でのサービスが展開中です。
DSC00116.JPGDSC00061.JPGIMG_0798.JPGIMG_0753.JPG

◆まちづくりプロジェクト◆
実際に動いているまちづくりプロジェクトにいくつか研究室として参画しています。
今回紹介するのは、宮崎県都農町のまちづくりプロジェクトです。
人口1万人のこの町では、かつては栄えていた旧10号線(一宮通り)を中心としたまちの活性化に向けた取り組みが行われています。
この取り組みに地元の株式会社イツノマさんと協働で取り組ませていただいています。
月1回開催の「みちくさ市」の企画内容を立案し、実際の運営もお手伝いしています。
4月には奈良女の学生中心に道路アートも実践しました。
プレイスメイキングを実践し、まちづくりに対する地元の人々の参画の意思向上を目指した実証実験です。
ゆくゆくは町有地である通称「マーケット跡地」の常設化提案もしていく予定です。
https://www.youtube.com/watch?v=1OTMsRNJawA

◆新素材の開発◆
SDGsの目標達成の一環として、地球環境に優しい新素材の開発を企業とタイアップし実践しています。
今回紹介するのは、土系舗装ブロック「つちみちペイブ」です。
セメントを一切使わず、自然由来の材料だけで構成されています。
これによりCO2の削減44%に成功しています。
またずべてが自然由来の材料なので、使用後も産業廃棄物とはならず、地球に還元することが可能です。
都市における様々な利活用提案もおこなっています。
20230606_114408.pdf