住環境学科|奈良女子大学 生活環境学部|授業紹介 住環境工学実習:空気環境計測

Residential Architecture and Environmental Science

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授業の様子

授業紹介 住環境工学実習:空気環境計測

2023年9月20日(水)【

住環境学科建築環境学研究室の教員の吉田です。
今回紹介する住環境工学実習は3回生前期に開講される実習科目です。

この授業の目的は建築環境学(2回生後期)、建築装備学I(2回生前期)、同II(2回生後期)に学習した熱環境、空気環境、音環境、光環境の各環境要素について環境計測機器を用いた計測法を実践を通じて修得するにあります。また、実測を通じて、屋外、室内の環境の実態を把握し、各基準値による環境評価方法を理解することを意図しています。学生は、前期を通じて各テーマに対応する6つの課題に取り組みます。
それらの課題の中で、今日は空気環境計測風景を紹介します。空気環境計測では、室内の換気量を室内の物質(例えばCO2)の発生条件とその濃度の推移から推定する方法を学びます。また、実習参加者自身が空気環境を評価するセンサーの役割を担う被験者となり、室内空気環境(ニオイ)の評価も行います。
学生にとってこの授業はレポート課題も多く、ハードな内容に感じるかもしれません。ですが、教員の学生時代の経験で考えると、このように環境を考える全ての要素を計測体験することは大変貴重なものと後で感じるはずです(少なくとも私自身の大学ではこのような機会は皆無でした)。実社会に出た時に、この計測で得た経験が活きると期待するものです。出てくる膨大なデータに閉口しつつも、環境を知る楽しさを味わってもらえると幸いです。
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- 2023年10月18日(水)
- 2023年9月 1日(金)