授業紹介 住環境工学実習: 微気候計測
2025年5月 9日(金)【授業の様子】
3回生前期の住環境工学実習内で取り組む課題の一つ「微気候計測」を紹介します。皆さんは、気候という言葉からはどの様なイメージを抱きますか?
一般的には、着目する地域、街の季節毎の暑さ、寒さなどをイメージすると思います。ここで着目する微気候とは、街、地域の様なマクロな視点で捉えがちな気候を生活者まわりの微細なスケールで捉える考え方です。今回の計測では、大学キャンパス中央広場における日向、緑陰の2点の微気候の差を計測機器を使って計測し、両者の差異をもたらす要因を分析することに取り組んでいます。撮影当日は連休明けの心地よい晴天日ですので、参加する学生さん初め、キャンパス内を我が物顔で歩く鹿たちも気持ち良さそうに佇んでいます。これが1ヶ月後位になりますと日向と緑陰の温熱環境には大きな差が見られるようになります。この一連の計測を通じて、3回生の皆さんが2回生までの座学で勉強した空間の温熱快適性に関する知識を補強すると共に、各種計測機器の使い方に慣れ親しむことが期待されます。