住環境学科|奈良女子大学 生活環境学部|授業紹介 建築設備学(建物見学)

Residential Architecture and Environmental Science

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授業の様子

授業紹介 建築設備学(建物見学)

2025年8月15日(金)【

建築設備学は、3回生前期に開講される科目です。建築設備とは、建物を使う人々の快適性、安全性等を保証するために実装される機械・設備のことです。例えば、トイレ、エアコンなどがこれに該当します。2回生後期に履修する建築環境学同様に物理、数学的要素の多い内容になるため、あまり人気のある科目とは言えません...。また、座学で複雑な機器のシステムを紹介されるのみでは、その内容を実感できません。そこで、この授業の後半に開講される授業1回分を使って、近隣の建物の建築設備を見学する機会を設けています。
 今年の建築設備見学は、7月28日に大阪上本町あたりにあるNEXT21という施設を見学しました。NEXT21は1993年に建設された大阪ガスの実験集合住宅です。この施設では、大阪ガス社員など関わりのある方から希望者を募り、施設内に設けられる実験住宅に居住してもらい、居住時の温熱環境、エネルギー消費、住みやすさなどを調査することが行われています。実験住宅は5年毎に見直しを図り、その間取りなどが変更されます。これを可能とするため、建築システムには「スケルトンーインフィル方式」が採用されています。設備以外に、デザインの観点でも面白い空間が展開されており、多くの学生にとって貴重な学びの機会となりました。
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