せんだいデザインリーグ2025 卒業設計日本一決定戦 「日本ニ」受賞
2025年6月28日(土)【学生の表彰】
「せんだいデザインリーグ卒業設計日本一決定戦」は、全国の建築デザインや、都市計画などを学ぶ学生の卒業設計作品を仙台の地に集め、審査によって「日本一」を決める大会で、今年度で23回目を迎えるものです。
今年度は、奈良女子大学景観デザイン学研究室の中村紗也佳が「日本ニ」を受賞するという素晴らしい結果となりました。
作品は『平成新山のふもとで生き続ける島原へ』-溶岩ドーム崩壊という自然現象と共存する今後の安中地区の在り方-というタイトルの作品です。
雲仙・普賢岳の噴火によって荒廃した山肌や地域を南北に分断する巨大コンクリート導流堤の存在を疑問視し、災害という自然現象とともに生きる雲仙の将来像をデザインしたものです。災害は抑え込むのではなく共生を志向し、降雨時の治水、将来の農業、災害伝承という3つの柱から風景の再生を試みた作品です。