大学院生が建築専門誌「近代建築」にテキストを執筆しました
2025年11月19日(水)【その他】
大学院1回生の楊美曦さんが、建築専門誌『近代建築』2025年9月号の連載「私のみた日本」のテキストを執筆しました。本連載は日本で働いたり学んだりしている外国人の視点で執筆する連載エッセイです。
楊さんは「日本には広場がない」というテーマを据え、「都市空間の違い」と「人と人とのつながり方」について論じています。中国の広場は子どもから高齢者までが自然と集い、語らい、共に過ごす「生活の交差点」として機能していますが、日本では、そのような公共の広場がほとんど見当たらず、消費や目的を前提とした空間が中心であることに気づきます。気候風土、災害リスク、文化的背景、そして都市構造――日本に「広場がない」理由を多角的に考察します。一方、日本には「広場」に代わる空間として「道」があり、道を介して人の営みが展開してきた歴史に目を向けています。日本への留学経験を通じて肌で感じたことを綴っています。

