住環境学科|奈良女子大学 生活環境学部|吉田 伸治

Residential Architecture and Environmental Science

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吉田 伸治教授

建築環境学:熱・空気環境分野

専門分野  建築環境学:熱・空気環境分野
略歴 新潟大学工学部建設学科卒業
東京大学大学院工学系研究科修士課程建築学専攻修了
東京大学大学院工学系研究科博士課程建築学専攻修了
日本学術振興会特別研究員(DC2, PD)
福井大学工学部講師、同助教授等を経て、2016年より現職
担当科目
学部
建築環境学、建築環境学実習、建築設備学、住環境工学実習、空間計画のための物理環境科学実習、住環境造形演習
担当科目
大学院
建築環境論Ⅰ、建築環境論演習Ⅰ
学位 博士(工学、東京大学)
所属学会 日本建築学会、空気調和・衛生工学会、照明学会、エネルギー・資源学会、公衆衛生学会、日本ヒートアイランド学会、日本家政学会、IAUC (International Association of Urban Climate)
教育・研究についてのアピール
都市・建築空間内の熱・空気環境の評価・分析手法に関する研究に取り組んでいます。
実験、実測、数値シミュレーション技術を用いて、近年の気候変調、ヒートアイランド現象に伴う屋外微気候の悪化に対応した都市・街路環境の計画・設計、健康・省エネに対応した住環境づくりの在り方を考えています。
主な研究テーマ
・数値解析・実測による屋外温熱環境の評価に関する研究
・数値気候モデルを用いた都市・地域気候特性評価に関する研究
・人体の不均一環境評価に関する研究
・建物被覆・設備の工夫によるヒートアイランド対策・建物熱負荷削減・室内温熱環境緩和効果の評価に関する研究
・住宅内の温熱・空気環境の安全性・快適性・健康増進に関する研究
主な業績
対流・放射・湿気輸送を連成した屋外環境解析に基づく緑化の効果の分析, 日本建築学会計画系論文集,529号,(PP. 77-84), 2000.3
樹木モデルを組み込んだ対流・放射・湿気輸送連成解析による樹木の屋外温熱環境緩和効果の検討,日本建築学会計画系論文集,536号, (PP. 87-94), 2000.8
都市気候モデルに基づく東京の都市熱環境の分析 都市の熱代謝モデルの提案と緑化に係わる熱収支分析, 日本建築学会環境系論文集, 579号, (PP.73-80), 2004.5
スギ花粉による室内空気汚染の防止に関する研究 (1) 室内空気のスギ花粉個数濃度とアレルゲン(Cry j1)濃度について, 日本建築学会環境系論文集, 594号, (PP.39-43), 2005.8
実測に基づく街路樹の日射遮蔽効果の評価手法に関する研究 樹種の違いが樹冠の葉面積密度・光学的深さに及ぼす影響, 日本建築学会環境系論文集, 605号, (PP.103-110), 2006.7
Analysis of regional characteristics of the atmospheric heat balance in the Tokyo metropolitan area in summer, Journal of Wind Engineering and Industrial Aerodynamics, 96, (PP.1640-1654), 2008.5
スギ花粉による室内汚染レベル,室内侵入率および花粉1個に対するCryj1量, 日本建築学会環境系論文集, 75巻, 648号, (PP. 205-211), 2010.2
A heatstroke prediction and prevention system for outdoor construction workers, Visualization in Engineering 2013, (PP. 1-11), 2013.10
多分割人体体温調節モデルと連成したCFD解析に基づく不均一屋外温熱環境評価に関する研究(その1)人体を覆う仮想球を覆う屋外空間の不均一放射環境の分析,日本建築学会環境系論文集, 79巻, 705号, (PP. 967-977), 2014.11
Effect of windows with heat ray retro-reflective film on outdoor thermal environment and building cooling load, Journal of heat island institute international, 9-2, (PP. 67-72), 2015.2
受賞歴
日本建築学会奨励賞(2004)
空気調和・衛生工学会振興賞技術振興賞(2005)